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「自分の話に他人が関心を持つだろうって期待するのは、他人に自分の幸福を依存するのと同じだって言ったよ君は、それが正しいっていうのがわかったよ、自分の言うことが相手に通じようが通じまいが関係ないんだな。俺は誰かと何かを分かち合うために何かを選び続けていくだけさ、何かを語るためじゃない、というよりは何も語らないために一生を選んだようなものだ」(イリュージョン / バック)
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居住区の取り壊しにより流浪の民を決意した2001年5月。
立ち退き直前までネコと暮らした廃虚生活を綴ったゴマノート廃虚編+1、当時のログから再構成しました。
ある意味、激しくスリリングな生活(いや、マジで...)だったと回想しつつ、一部訂正/加筆でお送りします。
[2001/04/09]
5/31、リミット
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それは落ちた社会の話
落ちていきながら何度も確かめた
ここまでは大丈夫
ここまでは大丈夫
ここまでは大丈夫
大事なのは落下ではなく
着地だ。
(LA HAINE/憎しみ/1995)


自業自得とはいえ、各方面からツツかれまくって参ってます。
このダラしなさは、生まれつき=天からの授かり物。
つまり『It's my gift』、でもしょうもないので『It's my curse』
.....って、フランク・ブラック(ピクシーズでなし!)か、オレは。
しかし、自覚している欠点やら弱点を直接攻撃されるとムカつくものですね。

というコトで、引っ越し(強制的)の詳細が出ました。
4/14までにどのくらいの荷持になるか見積り(業者)、
5/31には完全に引き払わねばなりません。
いつまでネットに繋げるかも不明なので、何とも(ニンとも)
言えませんが、いろいろとありがとうございました。
(と、先に言っておきましょう)
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追記 >>> このカキコの時点で居住区の取り壊しまで約2ヶ月。今後どうするのか?との家人達の問いに、かなり悩みました。結果としてボクが選択したのは『期限ギリギリまで現居住区に居座り、その間に行き先(住居・仕事・その他モロモロ)を決める』というモノ。こうして、ネコと同居の廃虚生活が始まったのでした。以下は5/5の廃虚生活宣言。...ベースかついで、インドに行くとか言ってるし(苦

2001/05/05
5/31までの期間限定、ガランとした何もない部屋でネコと暮らしてます。食料などの差し入れ大歓迎!(って、シャレになってないなー)ネットですが、5月末までは何とかなりそうな気配。それ以降は現住所離脱、数枚のCDと数冊の本、あとベース(ギターは置いてきます)を持ってインド目指します。チャオ〜!
[2001/05/13]
ゴマサイズ妄想日記・廃虚編 シリーズ第1回
モクの悲劇
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都より帰宅した翌朝(5/8)......必要以上に殺人的な電話の呼び出し音(数回は無視)に
打ち負けて出てみると、親戚のおばさまからでした。
い、いったい何が!?以下、その時の会話を抜粋。

『......もしもし、ヤザキです(不機嫌)』
『あ、◯◯ちゃん?(=弟の名前).....あっ、タケヒロくん?』
『どうも....タケヒロです.....(まだ不機嫌)』
『あのね、犬がね、フェンスに引っ掛かって大変なのよォ!』
『は!?(目がさめたらしい)』
『だから犬がね、フェンスに引っ掛かって、動けなくって、鳴いてるの!!』

どうやらその家で飼っている柴犬のモクが大変な事になっているらしい。

『えっと、わかりまし...』
『だからね、犬がずっと鳴いてて!!』
『あの、ボク寝起きで....』
『フェンスに引っ掛かっちゃって!!』
『足(移動手段)がないからちょっと遅れ....』
『動けないのよォォォ!!』
『わかりました、スグ行きますんでちょっと待っててください(・・・・)』
『お願いね!!!』

小雨降る中、トボトボと徒歩移動=約20分....。
たまに差し込む5月の陽射しがまぶしく、思っていたよりも蒸し暑い....。
『それにしても犬がフェンスに引っ掛かるってどんな状態だよー?』
『・・・・・・!!!』(←かなり怖い想像になったらしい)
場合によっては病院まで連れていかねばなるまい。
助け出すための道具を持ってこなかった事を後悔しつつ、おばさま宅に到着。
こわごわ覗いた庭先........そこには!!
ボクの姿を見つけて嬉しそうにシッポを振るモクがいたのでした。
つまり『犬がフェンスに引っ掛かっていた』のではなく、
『犬を繋いでいる鎖が壊れたフェンスに絡まって、動けなくなっていた』というのが正解。

体の弱いおばさまに挨拶がてら報告をしに行くと、
『自分で抜け出たみたいね?』って一言。
・・・・・・・・。
いや、微妙に違うんだけども....まぁ、何事もなくてよかったスよ。
[2001/05/14]
ゴマサイズ妄想日記・廃虚編 シリーズ第2回
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盆地メキシコ地区、深夜......とある廃虚の一室にて、
「ヤザタンをかこむ会」は人知れず開催された。
『いたぞ!ヤザタンだ!囲め、囲めー!』
『逃がすなよ!!』
『社会不適合者を吊るせ!』
『そうだ、吊るせ、吊るせ!見せしめに吊るせェェェェ!』
ああっ、ヤザタン、絶体絶命のピンチ。
ネコもオロオロ、ウロウロ。
(せめて、キミだけでも逃げてくれ。リッパな外ネコになるんだよ........)

そして、薄れゆく意識の中、ヤザタンは小さな歌を聴いた。
それはとても儚くて美しい歌だった。
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追記 >>> 元ネタはシゲルマンのカキコから。アップ時のラストは、ヤザタンが歌(the BOOM/気球にのって)を口ずさんでのエンドだったのですが変更しました。
[2001/05/17]
ゴマサイズ妄想日記・廃虚編 シリーズ第3回
新・食生活
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手元に残されたキッチンにあるモノ。
赤い電気ポット、オーブントースター、マグカップ3コ。
何もないキッチンというのは、すっきりしてて、個人的にはとってもいいんだけども実に味気ないモノですね。
(冷蔵庫はもちろん、ガスレンジ/コンロすらない)
そもそも正しいカレーの作り方(注1)すら知らないし、電気ガマがあったところで米の磨ぎ方すら分らないので、
まともな食生活は送れそうに......いや、ホント送ってないよ(涙
そう、そもそも台所は私の領域ではないのだ!

しかし、冷蔵庫がないのがこんなに不便だとは思わなかったス。
何が困るかとゆいますと(ゆいますと?)、要冷凍品や生モノ系、牛乳などはもちろんの事、
その日に食べれる量をキチンと見極めて買ってこないととんでもなくムダになってしまうのでした。
あと、ウチのネコ(チビ/メス)は小食ゆえ、ネコ缶開けちゃうと半分以上はダメになっちゃうコト。
モンプチサイズでこれだから、カルカンはさらにねぇ.....。

というコトで、メインはパンですな。
いろいろサンドしてみたりして、試したりしてますが、『こりゃーノーベル賞もの?』といったヒットもなく
もそもそ食べてます。
キナコ嬢は疑ってますけど、キムチサンド(+天プラ)はなかなか美味しかったよ。

注1:鍋で炒めモノをするとは!!!いまだに不思議なり〜
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追記 >>> 食生活はワリと充実していた廃虚生活。ガスコンロが使用不可ゆえ、インスタントラーメンを食べる時には、無理矢理中身=麺を電気ポットに入れたりしてました。...マズかったです。
[2001/05/22]
ゴマサイズ妄想日記・廃虚編 シリーズ第4回
2001年のクリープショー
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『やったぞ、ついにやっちまった、、、』
その晩、狂気にかられたオレは凶器*を持ったまま立ち尽くしていた。
怒り、恐怖、そして殺戮。
つい今し方まで目の前でのたうち回っていたヤツも、
2度、3度の殴打でトドメをさされ、ピクリとも動かない。
そこにあるのは、無惨な屍。
『....あっけないものだな....』
横たわるヤツを見下ろしながら、不思議なくらい冷静な自分がいた。
無我夢中で凶器を振り回していたあの熱病のような衝動。
しかし、今はどうだ?
意識は別の所にあるような醒めた感覚の中、
ぽっかりと空いた空洞の様な心とふたつの目に鈍く宿る光。
....そんな自分の姿を想像して我に返った。
とりあえず、この忌まわしいキッチンから離れよう。
こいつを片付けるのは翌朝でいい。
部屋に差し込む陽光、今日もいい天気だ。
思い切ってカーテンを開け、ぼんやりとベッド*の上から外を眺める。
閉め切った窓の外、無音状態で揺れる葉っぱがキレイだった。
新緑まぶしい5月*、この比較的過ごしやすい季節が好きだ。
だけど、夜になれば......。
そう、ヤツらはどこからともなく現れる。
暗闇の中、オレの生活をコソコソと嗅ぎまわり、脅かし、心に憂鬱な影を落とす。
嬉々として動き回るヤツらの様を思い出すと、昨夜の衝動的な殺意が蘇ってくる。
そうだ、ヤツを何とかしなくてはいけない。
昨夜の疲れが残っているのだろう、妙にフラつく足でキッチンに入る。
オーブンとポットしかない生活感のない空間。
だが、そこにはヤツの姿なかったのだ!!
バ、バカな!?とどめはさしたハズ......。

『ちっきしょー、生命の神秘かよー、怖るべし!ゴ◯ブリ!!*』

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凶器*   ホウキです。実は激闘の末、壊れてしまいました。
ベッド*  フトン派ゆえにこれはウソ。
5月*   いい季節ですけど憂鬱なのはダニ、ノミ(ネコがいるので)+下参照。
ゴ◯ブリ* 昆虫全般が苦手ですけど、コイツらは特に......。
[2001/05/26]
ゴマサイズ妄想日記・廃虚編 シリーズ最終回
枯れない花
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空高く、気分も上々。
そんな5月のある日、散歩の途中で盆地メキシコ居住区にある鉄棒前が、
色鮮やかな一面の花畑になっている事に気が付いた。
自然のモノなのか、それともその前に住んでいるヒトが種をまいたのかは知らない。
長い間、その鉄棒を使うヒト(コドモ)がいなかったという事か。

『鮮やかな黄色が風に揺れてる』
花の名前さえ言えない無知さに我ながら驚いたりするけど、
「名前を知りたい」と思った時に、ボクの中でひとつ芽が出るのでしょう。
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追記 >>> 凄まじい廃虚生活・最後のお別れ的カキコ=5月26日(土)06時57分18秒。
結局、家人達との話し合いにより、新居へ居候する事が確定。放浪生活は敢え無く断念という結果になりましたが、内心ホッとしたのも事実。帰る場所があるっていいよね(w
[2001/08/22]
ゴマノート出張版・PS I LOVE YOU.
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我が家のPS、完全に沈黙。
中々ロードしないという状態を『縦』→『斜め』→『裏返し』といった
PSの末期症状ならではの泣けるポジションにて、だましだまし使いつつ愛用してきましたが、
2001/08/22 夜23:18、ついに永眠となりました。

最後はドキドキしつつ、震える手にドライバーを握りしめ、
『分解、中身を堪能!』といったカタチでフィナーレ。
自らの手で引導を渡す、、、フッ、あきらめもつくってなもんですな。

思えば某店勤務時に、『鉄拳』と一緒にいただいてから早◯◯年。
2度の修理も経て、、、長い間、いろいろと楽しませていただきました。
さよなら、そしてありがとう。(次は、PS2ネ)
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まったく同じ様なコトを昔からチャレンジしていたネタが下です。
2000年のゴマノートからの転載(加筆/訂正ver.)↓
●ボクの宝物〜この探究心がボクの全てだっ!もう、誰にも止められないネ!
当時コドモの間ではnintendoのゲームウォッチが大流行。
ボクもひとつだけですが、持ってましたよ。たしか『マンホール』だったような気がするなぁ。
大切な宝物としてよく遊んだものです。

そんなある日、ボクはとてつもなく沸き上がる衝動、欲求に負け、
いわゆる禁断の扉を開くことになってしまうのです。その禁断の扉とは.....。

そう、『分解』です。ボタンの掃除という名目で自分を納得させたボクは、果敢に!
そして無謀にもドライバーを握り締め、はやる気持ちを押さえながらネジをはずしていきました。
ゆっくりと開かれていく、禁断の扉。
そこにはボクの知らない世界(新倉イ◯ヲ)が隠されていたのです。
初めて見る基板!この怪しげで不可解、ハイテクなモノがゲームウォッチの正体なのだ!
未来がこの手に!!ボクは興奮していました。もう、大満足です。
しかし、いわゆるエクスタシー状態も長くは続きませんでした。

そうなんです、元に戻そうと組み立てに取り掛かってまもなく、
分解したこと全てが失敗だったことに気付く事に....。
激しい後悔の嵐。難破寸前、ボクの心は悲しみに溺れそうでした。
『大丈夫....このネジを締めれば....きっと大丈夫!!』
最後のネジはあるべき場所へ、電池もバッチリ。
ですが、願いも空しく、スイッチを押してもその長方形の小さな液晶画面には、
何も浮かびあがる事はありませんでした。

何度も、何度も繰り返しスイッチを押し続けて....そして、ボクは新たな事実に気付いたのです。

『組み上がったソレは、カタチは同じだけどまったく意味が違うものへと変貌を遂げたのだ。
 ....エ、エヴォリューション?
 つまり、次世代のゲームウォッチが誕生した瞬間なのだッ!!』

....などとコドモのボクが思うハズもなく、その後の顛末は今では思い出せません。
泣いたかもしれないけど、たぶん泣かなかったと思う、
見事にオチの弱い、そんな回想録。